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コラーゲンとたんぱく質

私たちの体を構成する成分で一番多いのは、70%を占める水です。水に次いで多いのがたんぱく質です。たんぱく質は、水を除いた体の成分の約70%を占めています。

たんぱく質は、英語でプロテインといいます。プロテインは、プロテウス(第一のもの)という意味があり、生命にとって、いちばん大切なものであることを表しています。

元気に健康な毎日を送るため、いつまでも美しく若々しい人生をエンジョイするためには、たんぱく質を十分に補給する必要があります。

補給されたたんぱく質を材料にして、体内のたんぱく質は、次々と新しいたんぱく質に入れ替わります。古いたんぱく質は分解され、それに替わる新しいたんぱく質がつくられます。これが、新陳代謝と呼ばれるものです。

新陳代謝がなければ、私たちの体は急速に老化してしまいます。

その新陳代謝を担っているは、私たちの体の細胞の中です。細胞の中の大切な働きの一つは、たんぱく質を新しくつくることです。                  

二種類のたんぱく質

細胞の中でつくられるたんぱく質には、大きく分類すると二種類のものがあります。

一つは、細胞の中でつくられ大部分が細胞の中にとどまるたんぱく質です。もう一つは、細胞の中から出て細胞の外、つまり細胞と細胞の間にとどまり、細胞と細胞のつなぎ役・支え役をするたんぱく質です。

細胞の中にあるたんぱく質を、コラーゲンではないたんぱく質という意味で、非コラーゲンたんぱく質と呼ぶことにします。細胞の外にあるたんぱく質は、コラーゲンたんぱく質といいます。コラーゲンたんぱく質は、コラーゲンと省略して呼ばれます。

たんぱく質全体の2/3は非コラーゲンたんぱく質です。残りの1/3は、コラーゲンです。細胞では、アミノ酸が組み立てられて、この二種類のたんぱく質をつくります。

コラーゲンは体の構造をつくる

非コラーゲンたんぱく質とコラーゲンの違いはかたちにも表れています。非コラーゲンたんぱく質の多くは、丸い球状だったり、長かったり、板状だったり、マット状だったり、いろいろなかたちをしています。ところが、コラーゲンはロープ状(線維のかたち)だけです。コラーゲンが線維のかたちをしていることは、その果たす役割の理にかなっています。

    

コラーゲンは、細胞と細胞をつなぐ接着剤のような働きもしています。レンガの壁に例えますと、細胞一つひとつがレンガに相当します。レンガとレンガの間を埋めるセメントにあたるのがコラーゲンです。セメントがしっかりしていなければ、レンガの壁は崩れやすくなってしまいます。崩れにくい強いものにするためには、つなぎ目のセメントがしっかりしていなければなりません。

私たちの体の骨格をつくる大切な働きをしている骨の成分は、カルシウムやリンとともにコラーゲンです。骨といえば、カルシウムとリンがすぐに思い浮かびますが、コラーゲンを思い浮かべる人は少ないと思います。

骨は、体の骨格をつくります。また、骨の中心部(骨髄)からは、新しい血液がつくられます。カルシウムやリンは、丈夫な骨をつくるのに欠かせませんが、丈夫なだけでは強い骨とは言えません。丈夫で硬くて、その上にしなやかさを伴わなければなりません。しなやかであればこそ、様々な動きや負荷に耐えられる骨の役目が果たせるのです。

骨にしなやかさをもたらし、柔軟性をもたらすのは、コラーゲンです。


 
 
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