コラーゲンのかたち
コラーゲンは、現在19種類あることが知られています。しかし、1969年までは一種類(J型コラーゲンと呼ばれています)しかないものと思われていました。その後、研究が進むとともにたくさんの種類があることがわかってきました。
コラーゲンの種類の中で圧倒的に多いのは、一番最初に発見されたJ型コラーゲンです。コラーゲン全体の80〜90%を占めています。なので、コラーゲンの説明はJ型コラーゲンをもってされることが多いようです。
コラーゲンを電子顕微鏡で覗いてみると、線維のかたちをしたコラーゲンが見えます。もっと倍率を上げると、ヒモのような線維が見えてきます。実は、これがコラーゲンをかたちづくる細線維と呼ばれるものです。コラーゲンの細線維は縞模様を持っています。この縞模様さえあればコラーゲンだと言われるくらい特徴的なものです。
この世に存在する物質を、それ以上は分解できないものにした最小単位は原子と呼ばれています。原子が集まると、ある特徴をもった最小単位の分子というものになります。専門的には、その化学的な性質を失わない最小の物質です。ある特定の性格をもった原子の集まりと理解できます。
電子顕微鏡で細線維を拡大してコラーゲンの分子を覗いてみると、棒のように細長いかたちがみえます。そして、両端はより合わされずに三本の鎖が、ほどけたかたちで見えます。
この細長い棒をさらに拡大してよく見てみると、一本に見えた棒は3本の糸が、右巻きの螺旋状により合わさってできていることがわかります。3本の糸でつくられたコヨリを思い浮かべていただくと、分かりやすいと思います。
この3本の糸は、四分の一ずつずれながら、規則正しく右巻きの螺旋状に巻かれて細線維をつくっています。縞模様は、細線維の四分の一ずつのずれによってつくられたものでした。
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